バルセロナの女性歌手シルビア・ペレス・クルース！緊張感あふれる重厚な歌とギターの作品！
前作 『11 De Novembre』が当店でも大好評だったバルセロナの女性歌手シルビア・ペレス・クルースの2014年作！本作はレフリー名義でソロ作、それから『11 De Novembre』のプロデューサーとしても知られるギタリスト、ラウル・フェルナンデス・ミロとのデュオ作品となります！タイトルである『グラナダ』は、本作でもその楽曲を取り上げたフラメンコ歌手エンリケ・モレンテと、ギタリストのペペ・アビチュエラの出身地から取られています。その他、チリのビオレータ・パラ、アルゼンチンのフィト・パエス、エディット・ピアフの『愛の讃歌』、カザルスのチェロ演奏で知られるようになったカタルーニャ民謡「鳥の歌」、シューマンの歌曲等々を取り上げ、それぞれを独自の解釈で聴かせてくれていますね！硬軟織り交ぜたラウル・フェルナンデス・ミロのギターは、時に重たくノイジーに響き、それに呼応するかのようにシルビア・ペレス・クルースの歌も繊細なだけではなく、情熱的な歌唱を聴かせてくれます！そして、アルバム全体を貫く緊張感が作品自体を重厚なモノにしていますね！シルビアはカエターノ・ヴェローゾのファンであることを公言しておりますが、南米のエッセンスも感じられて◎！『11 De Novembre』とはまた違った印象を受けますが、シルビアの表現者としての懐の広さを体感できる良盤です！オススメ！！
