フランシス・ベベイ、82~84年の編集盤!親指ピアノの響きを活かした、スピリチュアルでミニマルな極上アフロ・サイケ!
最高に格好イイです!アフリカ音楽の偉大な音楽家の一人フランシス・ベベイの82~84年のトラックを集めた編集盤!絶妙なエフェクト/音響処理で独自のアンビエントを創出したり、ボーカルに変なボコーダーをかけブヨブヨとシンセが鳴りまくる奇天烈アフロ・ポップをやったりと、オルタナティブ(という言葉が適切かどうかは分かりませんが)な感性を加味した風変りなアフロ・ポップを実践してきたベベイの作品は、当店でも4枚組ボックス・セットや、エレクトリック・サイドに焦点を当てた編集盤がとても好評を博していましたが、今作も最高に格好イイですね!
本作は、82年から84年の間にリリースした2枚の傑作、『Music For Sanza』と『Africa Sanza』から主にセレクトされた編集盤で、タイトル通り、サンザ(親指ピアノ)の響きを活かした作品となっています!サンザの深い響きに誘発されたのか、益々スピリチュアルでミニマルな要素が強く感じられますね!今までのベベイの作品同様、全編にわたってポップでメロウな感性で貫かれているのですが、本作は、かなりトリップ感覚に溢れた酩酊感抜群の作品となっています!それから、深い残響を宿した全体の音像には、靄がかかっているような感触があり、それが妙な暖かさとなって機能していますよ!宅録的な質感も◎!いずれにせよ、独特の浮遊感を感じさせる、最高に心地良いサイケデリック・アフロ・ポップです!大推薦!最高!!