最高!Black Ox Orkestarの22年作!ユダヤ、ロマ、アラブ的な楽曲、そして悲哀と色気が交錯していく歌が◎!
格好イイです! Thee Silver Mt. ZionのScott Gilmore、Jessica Moss、Thierry AmarとSackvilleのGabriel LevineによるBlack Ox Orkestarが15年の休止期間を経てリリースした22年作!東ヨーロッパと北アフリカの民俗音楽をインディー・ロックの感性で捉えたアヴァン・フォークといった趣のサウンドは本作でも絶好調ですね!ピアノ、バイオリン、アップライトベース、クラリネット、ツィンバロムなどによるアンサンブルが素晴らしく、Scott Gilmoreの悲哀と色気が交錯していくような歌声もとても映えていますよ!また、ユダヤ、ロマ、アラブ的な楽曲をイディッシュ語と英語を織り交ぜながら歌われていく様子も◎!ティンダースティックス、ザ・ナショナル、ニック・ケイヴ、レナード・コーエンが引き合いに出されていましたが、よく分かります!重たいウネリを孕んだクレズマーを聴いているような心地にさせてくれる傑作です!豊かな音で綴られる仄暗いムードにドップリと浸かってみてください!ちなみに本作は、故郷を追われた難民、ファシズムの復活、排他的なナショナリズムなどといった現在の重要な問題と、近代イディッシュの詩と歌の遺産を結びつけることをモチーフに制作された作品とのことです。ダウンロード・コード付きです!大推薦!
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