格好イイです!スペンサー・ドーラン(Visible Cloaks)の不確定性室内楽プロジェクト、コンポニウム・アンサンブル!
格好イイです!Visible Cloaksのスペンサー・ドーランによる ”不確定性室内楽” プロジェクト、コンポニウム・アンサンブルの2025年作!本作は、紀元前に始まる自動生成音楽の概念をバーチャルスタジオ上で発展させたサイバーヒューマン・ミュージック作品集となります!プリペアドピアノ、ハープシコード、チェレスタ、バスクラリネット、フルート、チェロ、バリ島のティンクリックなど、多岐にわたる楽器を複数の仮想アンサンブルで演奏しているわけですが、難解にみえる理論的基盤に反してとても聴きやすい音楽となっていますね!現代音楽的なエッジの効いた演奏でありながらも、室内楽の滑らかなニュアンスも帯びたサウンドがとてもイイです!また、民族音楽的に聴こえてくるような箇所もあり◎!ある意味とても現代っぽい、音がめくるめくようなスピード感で展開されていくので、聴いていて凄く楽しいですよ!ちなみに、本作はノア・クレシェフスキーに捧げられているとのこと!スペンサー・ドーランの解説付!ポップな前衛音楽を味わえる傑作です!オススメ!
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以下プレスリリースもご参考ください。
本プロジェクトは、古代ギリシャのアルキメデスに始まり、9世紀バグダッドのバヌー・ムーサー兄弟によって発展した自動演奏楽器の長い歴史から着想を得ています。後者は水圧を利用し機械的に制御されたフルートと先見性のあるプロトMIDI構造を持つパンチカード機構という、プログラム可能な自動演奏のコンセプトを初めて完成させていますが、この機械的な音楽制作は、千年後、筐体それ自体で自動作曲できる「コンポニウム」という機械音楽システムを発明したディートリッヒ・ニコラス・ウィンケルによって偶然性の原理を用いて拡張されました。ドーランは《コンポニウム・アンサンブル》でこの系譜をさらに発展させ、デジタル技術で膨大な数の仮想楽器を自動化し不確定性の要素を導入する機能を活用することで、人間の衝動や恣意の限界を超えた仮想演奏者という「新たな形態の出現」に扉を開いています。この「サイバーヒューマン音楽」ともいえる形態の先駆者であるノア・クレシェフスキーに捧げられた『八つの自動作曲作品集』は、プリペアドピアノ、ハープシコード、チェレスタ、バスクラリネット、フルート、チェロ、バリ島のティンクリックなど、多岐にわたる楽器を複数の仮想アンサンブルで演奏しています。この一見難解にみえる理論的基盤にもかかわらず、その音楽は聴きやすくかつ魅力的で、想像を超える広がりと新鮮さを持っています。軽やかなタッチと洗練された旋律感覚は、ポップスファンとクラシック/コンテンポラリー音楽のリスナーの両方に響くことでしょう。
ミキシングはドーランの長年のコラボレーターであるジョー・ウィリアムズ(Motion Graphics/Lifted)が担当。音楽を視覚面から解説するハイパーリアリスティック・アートは日本のビジュアルアーティスト/グラフィックデザイナー、吉澤風生(Kai Yoshizawa)によるものです。10インチ・レコード/CD/デジタルのリリースで、CDエディションとフル・デジタル版にはカール・ストーンによるリミックスがボーナストラックとして収録されます。






