これは傑作ですね！当店でも人気（コチラやコチラ）のスペインの女性シンガー、シルビア・ペレス・クルースの16年作！自身が主演したエドゥアルド・コルテス監督の映画『セルカ・デ・トゥ・カサ』のために制作され、シルビアがすべての曲でソングライティング、アレンジ、プロデュースを手掛けたという本作、しなやかにスケール・アップしたシルビアの才能を堪能できる大充実の内容となっています！ヴァイオリン、ハープ、コントラバス、ギター、ピアノ、アコーディオン、フルート、パーカッションなどの編成で展開されるフォーキーな楽曲が素晴らしく、張りつめていくような緊張感と慈愛のような穏やかな感性が同居した1曲目からグッと引き込まれてしまいますね！その他、男性ボーカルや子供コーラス、弦楽4重奏等、多彩なアイデアを取り入れたアンサンブルが活き活きとした魅力を放っていますよ！それから、録音は重厚さと軽みが入り混じるような独特のトーンで展開されていますが、歌にはリリカルな風情が常に漂っていて◎！スパニッシュ・フォーク的な情感も感じられますが、それ以上に1人の音楽家の力に圧倒されるような良さがありますよ！流通の関係で高くなってしまいましたが、内容は本当に素晴らしいです！大推薦！！