素晴らしいです！Meredith Monk、John Zorn、Ben Frost、Esperanza Spalding、Nico Muhly、Julianna Barwick等、様々なアーティストとコラボレーションを重ねてきたオペラ歌手/ヴォーカリスト Eliza Baggのアートポップ・プロジェクト Liselの23年作！歌声とオートチューンとディレイを組み合わせ、人間と機械の融合を試みたというエクスペリメンタルな感性が息づく大充実の内容となっております！独特の質感を持った歌声を軸に、ルネッサンスやバロック音楽、スティーブ・ライヒやフィリップ・グラスのようなミニマリズム、そしてハイパーポップやアンビエントなど、様々な音楽を想起させる見事な作品に仕上がっていますよ！なんでも、本作はヒルデガルト・フォン・ビンゲン、トマス・タリス、カルロ・ジェズアルドといったルネッサンス、中世の聖歌のスタイルやイデオムを参照にすることから始まったとのことですが、モダンな音像の裏側に様々な文脈が見えてくる感じもとてもイイですね！神秘性を帯びた声とモダンなエレクトロニクスが交錯する傑作です！オススメ！

CDはこちら