素晴らしいです！女性SSW、Jess Shomanによるプロジェクト“Tenci”のファースト・アルバム！ヴィブラートを効かせる極上のボーカルを活かしたフォーキーな歌を堪能出来る傑作ですね！ギター、ボーカル、ベース、ドラムにサックス、フルート、チェロ、ピアノ、ペダルスチール、シンセなどを使ったシンプルなアンサンブルがとても良く、独特の雰囲気をもった歌声を最大限に活かした演奏をきかせてくれますよ！時にアシッド・フォークのようだったり、ポストロック経由のインディ・フォークみたいだったり、若しくはヴェルヴェッツのサードを想起させたりと、様々な表情を浮かべながら展開されていくわけですが、作品全体を貫く静謐さが本作を特別なものへと押し上げています！ルーツっぽさも感じますが、全編瑞々しい感性に彩られている辺りも凄くイイですね！メロウで叙情的なメロディ、そして詩的な歌と音の佇まいも◎！音数を抑えた演奏と生々しい歌声が甘美に響く傑作です！静けさを内包したフォークが好きな人は是非聴いてみてください！大推薦！

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