素晴らしいです！バーデン・パウエル、エルメート・パスコアル、カリオカらとも比較される、当店大人気のブラジル人ギタリスト、ファビアーノ・ド・ナシメントの2021年作！コロナ禍での制作となった本作、多少のループやオーバーダビングはあるものの、キャリア初のギター・ソロ・アルバムと銘打った作品となっております！ジャズ、サンバ、ボサノヴァなどにエクスペリメンタルのエッセンスを塗したようなギター・プレイを静謐かつ瞑想的に表現したようなサウンドがとにかく絶品！持ち前のブラジリアン・フレイヴァー溢れる演奏のみならず、随所に声を織り交ぜたミニマリスティックな楽曲や、エキゾチシズムやサイケデリアを淡く滲ませたような楽曲等々、風通しの良い華麗なギター・プレイを存分に楽しめる大充実作となっていますよ！また、音響空間の中を音が瑞々しく循環していくような魅力もあり◎！ちなみに、タイトルの『Ykytu』は、ブラジルの先住民族グアラニー族の言葉で「風」を意味する言葉とのこと。確かに風の流れを意識させるようなサウンドともいえますね！いずれにせよ、静謐さが想像力をかき立てるような傑作です！ずっと聴いていられます！大推薦！

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