素晴らしいです！サウンド・アーティスト、森永泰弘が東南アジアでフィールド録音したゴング音源集！東南アジアの山間部や島嶼部に居住する少数民族の集落をフィールドワークしながら、そこに息づくゴング文化をドキュメントした作品となります！50以上の集落、300を超えるゴングの音源を録音して、その中でもユニークな音源をコンパイルしたのが本作となるわけですが、どれも本当に面白いですね！ゴングの音の鳴りや響き、歌唱が時間軸や空間を歪めていくような独特のムードに包まれていて◎！土着的なミニマリズムのような質感も感じられますよ！録音場所の地図がインサート封入されているので、東南アジアの大陸部（ベトナム中部高原、カンボジア北東部）と、海上部（フィリピン・ルソン島、ボルネオ島、スラウェシ島、インドネシア・フローレス諸島）で、明らかに風合いが違うことを確認出来るのも楽しいです！石川直樹の写真、David Toopのイントロダクションも掲載されています！オススメ！