素晴らしいです！チェロ奏者、坂本弘道による1999年作！本作は、“演奏行為の中で身体に堆積した癖やパターンをもう一度、音楽に再構築する”ということを念頭に制作された作品となります！チェロ、ピアニカ、オルガニート、喉歌、トイピアノ、リコーダー、オートハープ、口琴、声などで展開されるサウンドは前衛的でありながらもノスタルジックでエモーショナルな情感を駆り立てるような魅力があり◎！幻想性に富んだ異界的な風景を想起させるサウンドと、原初の記憶とシンクロしていくような民謡的な世界観が融合した傑作ですね！反復が心地良いミニマルな楽曲や、アブストラクトでアンビエントにも通じる魅力を持った楽曲等々、様々な楽器の音色がアクセントとなって鮮やかに響いてきますよ！どれも一筋縄ではいかないオリジナリティに満ちた楽曲ばかり！全体を貫く暖かでリリカルなサウンドにグッときます！オススメ！