最高！！マヘル・シャラル・ハッシュ・バズの工藤冬里の2014年作となるソロ作品！反復されるギター・フレーズを軸に、朗読のように歌う1曲目から素晴らしいですね！『棺』、『遠い夜』といった詩集も発表し、マヘルの諸作品でも素晴らしい詩作を残している工藤冬里の言葉を存分に楽しめます！フィル・エルヴラム（マウント・イアリ／ザ・マイクロフォンズ）、ニコラス・ケルゴヴィッチをゲストに招いての、ザ・マイクロフォンズ、フランク・オーシャンのカバーを挟み、4曲目では、ラップのような風情を持った見事な朗読を聴かせてくれます！どの曲も工藤冬里の声質の良さと、言葉、リズム感覚を堪能できる名曲ばかりですね！それから、アルバムのラストには、マヘルの面々が謎の楽団として登場し強烈な印象を与えた、映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』撮影時のライヴ録音を用いた楽曲を収録！「これぞマヘル！」な世界観で、叙情的で柔らかく壊れていく世界を見事に描いていますよ！ギター、最高に格好イイです！オススメ！！