吉田アミの1st『spiritual voice』のプロデュースや、横川理彦、杉本佳一と結成した「installing」でも知られるTAMARUが、横川理彦とSachiko Mをゲストに迎えて行ったライヴ録音作品！弾いた弦を手首の皮膚を触れさせることで倍音の変化を調整していくという、TAMARUによるノンエフェクトのベース・ギターを軸に展開されていく作品となっております！演奏の前段にはTAMARUによるベース・ソロが行われ、そのモチーフを受け取った横川理彦とSachiko Mが即興演奏を重ねていくという形で進んでいくわけですが、3者による音の融合、継承が非常に見事で、静けさの中に様々なスリルが隠されていますね！ベース・ギターの冷ややかで鈍い音色が、妙に心に引っ掛かるという、不思議な聴後感覚を味わえました！モノクロの情緒が心地良い音響作品です！是非！！

　試聴1　　　試聴2