これは最高！！ウルグアイのSSW、Carlos "Pajaro" Canzaniの74年作となるファースト『Aguaragua』と75年のライブアルバムとなるセカンド『Algun Dia』を1枚にまとめた作品集となります！エドゥアルド・マテオから影響を受けたと思われるフォルクローレやカントンベなどを飲み込んだメロウでパーカッシブなサウンドが素晴らしく、南米SSW～アシッド・フォーク好きには最高の内容となっていますね！マテオとの共作盤でもお馴染みのパーカッショニスト、ホルヘ・トラサンテが産み出す多彩なリズム感覚や、随所で躍動するリコーダーも素晴らしく、浮遊感に満ちた心地良い非日常的サイケデリアをしなやかに描いています！弦楽器チャランゴが使われていたりとフォルクローレ的な情感が随所に滲んでいますが、情緒過多に陥らず“粋”な歌として描いている辺りも素晴らしいです！マテオやウーゴ・ファットルーソの楽曲も取り上げていますよ！シンプルな歌の中に多様な音楽性を孕ませながら、叙情的な歌を聴かせてくれる傑作です！大推薦！！